【テレビなし育児のその後】幼稚園入園と癇癪、そして徒歩通園に込めた想い
みなさん、こんにちは。Chibitoです。
前回は、発語が遅かった娘に実践した「言葉のシャワー」についてお話ししました。今回は、言葉を話し始めた娘と向き合いながら迎えた、幼稚園入園前後のリアルな日々についてお話ししたいと思います。
3歳、癇癪との向き合い方
2歳3ヶ月を過ぎてから、娘の言葉は驚くほど増えましたが、同時に「癇癪」も増えていきました。
特に3歳の誕生日を迎える頃、RSウイルスにかかったのを境に、さらにひどくなったように思います。
公園で仲良くなったお姉ちゃんが帰ってしまうと、もう大変。大泣きして地面に寝転がって、どうにもなりません。夜中に急に起きて、当時ハマっていた大阪環状線の発車メロディをずっと聴かせてくれと泣き叫んだこともありました。
正直、私もどうしていいかわからなくなりました。
怖い顔で脅したり、時には手が出てしまうこともありました。
「このままでいいのか…」
そう思い、癇癪の様子を録音して、区の発達相談へ行ってみました。
そこで、「手を出してしまう」と話した途端、担当者の方の顔がすっと無表情になり、ひどく事務的な対応に変わってしまったんです。
「…はぁ、そうですか」という、感情の読めない返事。
もうそれ以上相談する気がなくなってしまいました。
でも、たった一つ、役立つアドバイスをもらいました。
「お子さんは、コロナ禍で他の子と遊ぶ機会が少なかったから、外の世界に敏感になっているのかもしれません。区がやっている遊び場に行ってみては?」
遊び場で知った、成長のでこぼこ
それからというもの、遊び場が開いている日には、ほぼ毎日通いました。
そこでも、ひと悶着もふた悶着も…ありました。
遊び場の終わりには、みんなで片付けをした後、歌を歌って帰る時間があるのですが、これが娘にとって大癇癪の時間でした。帰りたくない気持ちと、歌が嫌な気持ちが入り混じって、もう手が付けられなくて。顔を真っ赤にして泣き叫び、結局、歌が始まる前にそそくさと帰る日が続きました。
でも、入園まで通い続けた結果、最後にはたまに歌にも参加できるようになりました。
少しずつ、少しずつ、外の世界に慣れていく娘の姿を見て、私もホッとしました。
徒歩通園に込めた想い
幼稚園への通園方法は、徒歩にしました。大人の足で片道17分。
マンションの駐輪場がなくて電動自転車を諦めたという現実的な理由もありますが、一番の理由は「足育」に興味があったからです。
子どもの足に合った靴を選んで、たくさん歩かせてあげたい。そして何より、「幼稚園生活で何か一つでもやり遂げたことを作ってあげたい」という気持ちがありました。
この「足育」については、また別の記事で詳しくお話ししたいと思います。子どもの足の成長に合わせた靴選びや、遊び方についてもご紹介しますね。
4月に入って、入園式前日まで、毎朝幼稚園の登園時間に予行練習として歩いてみました。
娘の小さな手と、私の大きな手。たった17分の道のりだけど、歩ききった達成感は本当に大きかったな。
テレビなし育児の結論は…?
我が家の「テレビなし育児」は、意識的に始めたものではなく、テレビが壊れたというひょんなきっかけから始まりました。
- 赤ちゃん時代:特にメリット・デメリットは感じず。
- イヤイヤ期:スマホに頼ってしまい、自己嫌悪に陥る。
- 幼児期:スマホをやめ、「言葉のシャワー」を浴びせたことで発語が増える。
完璧な育児は、きっとありません。
私たち親子も、発語や癇癪といったたくさんの壁にぶつかりながら、少しずつ前に進んできました。
でも、あの時テレビがなかったからこそ、娘と絵本を読む時間や、言葉をかけ続ける時間を大切にできたのだと思います。
テレビなし育児は、あくまでも一つの選択肢です。
大切なのは、どんな方法を選ぶかではなく、子どもとどう向き合うか。そして、子どもの「今」を一緒に楽しむことなのかな、と私は思います。
みなさんは、子育てで「これをやってよかった!」と思うことはありますか?
ぜひ、あなたの経験も教えてくださいね。
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