みなさん、こんにちは。Chibitoです。
前回は、ひょんなことから始まった我が家の「テレビなし育児」についてお話ししました。 今日はその続き、魔の2歳児と、私がつい手を出してしまった「禁断の果実」についてのお話です。
イヤイヤ期と発語の遅れ、そして限界の私
1歳を過ぎてから、長女は本格的なイヤイヤ期に突入しました。 些細なことでの癇癪の嵐。そして、それに追い打ちをかけるようにひどくなったのが、夜泣きでした。
朝までぐっすり寝てくれる日はほとんどなく、夜中に何度も起きて泣き続ける娘。 私も2人目を妊娠中で、つわりと睡眠不足で心身ともにボロボロでした。鏡に映る自分は目の下にひどいクマができていて、まるで別人みたいでした。
発語もほとんどなく、うなずいたり「うん、うん」と反応はしてくれるものの、言葉らしい言葉が出てこないことにも、正直焦りを感じていました。
助けを求めたのは、スマホの中の世界
そんなある日、夜泣きでどうにもならない時がありました。 抱っこしても、歌を歌っても、何をしても泣き止まない。 どうしようもなくて、ふとスマホを手に取りました。
「たった5分だけ…」
そう自分に言い聞かせて、YouTubeキッズの動画を娘に見せてみました。 すると、あんなに泣いていた息子が、ピタリと泣き止んだんです。
その瞬間は、まるで魔法のようでした。 私は、久しぶりに訪れた静かな時間にホッとしました。これが、私の「禁断の果実」の始まりでした。
最初は5分だけと決めていたはずなのに、気づけば「もう少しだけ…」「あと1本だけ…」と、時間はどんどん伸びていきました。
そして、そのツケはすぐに回ってきました。
スマホを取り上げようとすると、まるでスイッチが切れたかのように泣き叫び、癇癪を起こすようになったのです。
あまりの泣き声に、下の階の方に壁を「ドンッ!」と叩かれたこともありました。 真夏の早朝、泣き止まない娘をどうすることもできず、まだ誰もいない公園に連れて行き、1時間くらいブランコに乗せていたこともあります。 「どうしてこんなことになってしまったんだろう…」 自己嫌悪で、毎日のように泣いていました。
1歳半検診で突きつけられた現実
2歳を少し過ぎて、ようやく受けられた1歳半検診(コロナで延期していました)。 そこで保健師さんに言われたのは、私にとって大きな衝撃でした。
「積み木が積めませんね」 「発語もほとんどないですね」
そして、最後に言われた一言が、私の胸に深く突き刺さりました。 「絵本をたくさん読んであげてくださいね」
この時、私は気づきました。 「悪かったのは、娘じゃない。私だった」と。
スマホに夢中で、娘のことをちゃんと見てあげていなかった。 照れくさくて、言葉をかけてあげることもしてこなかった。 娘は、寂しくて、不安で、言葉をどう出していいかわからなかったのかもしれない。
このままではいけない。 そう強く思いました。
この日を境に、我が家の育児はガラッと変わりました。 次回は、私が試行錯誤の末にたどり着いた、「言葉のシャワー」についてお話ししたいと思います。
スマホを一切やめて、図書館に通い、私が実践したある「作戦」とは?
発語がほとんどなかった娘が、まるで堰を切ったかのように言葉を話し始めた、そのきっかけについて詳しくお伝えします。
【テレビなし育児】発語の遅れに悩んだ私が、図書館通いと「実況中継」でたどり着いた答え
お楽しみに!
同じように悩んでいるママへ。 一人で抱え込まないで、大丈夫です。 私のように失敗を繰り返しながらも、きっと前向きに進んでいけますよ。
みなさんは、子育てで「これは失敗したな…」と思うこと、ありますか? ぜひ教えてくださいね。
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