こんにちは、Chibitoです。
いきなりですが、最近「AI」って言葉を聞かない日はないですよね。
ChatGPTとか、生成AIとか。日々進化するAIのニュースを見るたびに、私自身、ちょっぴり不安になることがあります。
「これから社会はどうなっちゃうんだろう?」 「うちの子たちは、AIに仕事を奪われちゃうんじゃないかな?」
きっと、同じように感じているお母さん、お父さんも多いんじゃないでしょうか。私もね、ベトナムでの日本語教師経験を経て、今は日本で二人の子育てに奮闘中。グローバルな教育事情にも関心があるからこそ、AIがもたらす変化を他人事とは思えないんです。
でもね、先日、ある興味深いレポートを読んで、モヤモヤしていた気持ちがスーッと晴れたんです。
それは、「AIに勝つ」という考え方自体が、もう古いのかもしれない、という視点でした。
AI時代に本当に大切なのは、AIを「敵」としてではなく、私たちの子育ての「味方」としてどう活用するか。今日は、そのレポートから学んだことと、私の実体験を交えながら、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
AI時代に価値が高まるのは「人間力」だった
レポートには、AIの進化によって、これからどんな仕事がなくなるか、という予測が書かれていました。
AIが得意なのは、ずばり「記憶力」と「論理的思考力」。
膨大なデータを処理したり、答えが決まっている問題を解いたりするのは、AIの得意分野。だから、データ入力や事務作業といった定型的な仕事は、AIに代替される可能性が高いと言われています。
じゃあ、人間はどうなるの?
そう、ここで必要とされるのが、AIにはない「人間固有の能力」なんです。
それは、例えば、「感受性」や「表現力」。相手の気持ちを察したり、空気を読んだりする力。自分の想いを言葉にして、相手にわかりやすく伝える力。
あとは、「創造性」や「批判的思考力」も。新しいアイデアを生み出したり、AIが生成した情報が本当に正しいのか、自分の頭でじっくり考える力。
そう考えると、私たちがこれまで頑張ってきた「いい成績をとること」や「正解を出すこと」って、AIの土俵で戦うようなものだったのかもしれません。
AIに勝とうとするのではなく、AIを道具として使いこなして、よりクリエイティブな仕事や、人と人との繋がりを大切にする仕事にシフトしていくこと。
これこそが、これからの社会で求められる「新しい生き方」なんですね。
AIが露呈させた、従来の教育が抱える課題
日本の子供たちは、体の健康度は世界トップクラスなのに、精神的な幸福度は世界でも低いって知っていましたか?これはユニセフの調査結果にも出ていて、私自身もとても心が痛みました。
その背景には、学力や学歴を重視する社会のプレッシャーが影響していると言われています。
「いい学校に入らなきゃ」 「いい成績をとらなきゃ」
そうした競争の中で、子供たちは自分の気持ちや好奇心を押し殺して、「いい子ちゃん症候群」になってしまう。その結果、自分で考えて行動したり、失敗を恐れずに挑戦したりする力が育ちにくいのかもしれません。
でも、AI時代に本当に必要なのは、他人の評価に依存する「いい子」じゃなく、好奇心旺盛で、自分の心に素直に動ける「自己充足度の高い脳」。
これこそが、AIを使いこなしていく上で土台となる「非認知能力」なんです。
自己肯定感、好奇心、主体性、レジリエンス(立ち直る力)……。
これらの力は、テストの点数では測れません。でも、子供たちが幸せに生きていく上で、AIを使いこなしていく上で、何よりも大切な力だと私は信じています。
まとめ
AIは、もう私たちの社会から切り離せない存在です。
AIに「勝つ」のではなく、「AIを使いこなす」。そして、AIにはできない「人間らしさ」を育むこと。これこそが、AI時代の新しい子育ての形だと私は思っています。
じゃあ、この「人間らしさ」、つまり「非認知能力」って、具体的にどうやって育んでいけばいいんでしょう?
次の記事では、家庭で簡単に実践できる5つの習慣をご紹介します。子育ては悩みも多いし、決して楽なことばかりじゃない。でも、子供が「幸せ」に「自分らしく」生きていけるよう、今日から私たちと一緒に、新しい一歩を踏み出してみませんか?
後編に続く…!
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