みなさん、こんにちは。Chibitoです。
今日は子育てをしている多くの方がぶつかる壁、「食べない問題」について、私自身の経験も交えながらお話ししたいと思います。
食事の時間が苦痛だった、3、4歳頃の娘
うちの娘も、3、4歳くらいの頃は本当に食べなくて、食事の時間が苦痛でした。
「好き嫌い」というよりは、「好きな食べ物」がよくわからない、という感じで。昨日おいしいと完食したハンバーグが、次の日には一口も食べてくれない、なんてこともしょっちゅうでした。
お子さんが好きなはず、と言われているハンバーグやパスタ、カレーも、なぜかあまり喜んでくれなくて。かと言って、大人向けの料理を食べるわけでもない。
「今日も食べてくれないのかな……」
そんな不安を抱えながら食卓につく毎日でした。食べるのもすごく遅くて、ついには動画を見せながらじゃないと食べてくれなくなってしまって。「これじゃダメだ」とわかっていながらも、どうしようもない気持ちでいっぱいでした。
幼稚園の保護者会で教えてもらった、「こども食堂」という選択肢
そんな日々を送っていたある日、幼稚園の保護者会で「こども食堂」の話が出ました。
それまで「こども食堂」って、経済的に困っている家庭の子どもが行く場所、というイメージがあったんです。だから、「うちには関係ないかな」と思っていました。
でも、保護者会で先生がおっしゃったんです。
「お弁当や給食は、お友達と一緒だからか、普段より食べられる子が多いんですよ。お家以外で、他の子と一緒に食べる機会を作ってみるのもいいかもしれませんね。」
その言葉にハッとさせられて。そうか、食事の「場所」や「環境」を変えてみるのも手なのか!と。
「こども食堂」は、誰でもウェルカムな場所だった
早速、住んでいる地域の「こども食堂」を調べてみました。
すると、私の想像とは全然違って、誰でも気軽に行ける場所がたくさんあることがわかりました。一般のレストランが、その日だけ「こども食堂」として営業していたり、大人も一緒に食事ができたり。
うちの近所では、毎月1、2回開催しているところが多く、その中のひとつに、障がい者施設が運営している場所がありました。そこのスタッフさんが、子どもたちとたくさん遊んでくれるんです。
初めて行ったときは、正直、場の雰囲気に圧倒されて、娘もあまり食事が進みませんでした。でも、周りの子どもたちが楽しそうに食べているのを見て、娘なりに頑張って食べようとしているのが伝わってきました。完食はできなかったけれど、「食べる」ということに前向きになってくれたのが、何より嬉しかったんです。
弟の存在と、おばあちゃんの料理がくれた変化
その後も、娘の食の幅が広がったのには、いくつかきっかけがありました。
2歳下の弟が生まれたことも大きかったです。弟は本当に何でもパクパク食べる子で、それを見て「負けてられない!」と思ったのか、娘も以前より意欲的に食べるようになりました。きょうだいの存在って、やっぱりすごいですね。
それから、実家に帰省したとき、母(娘からすればおばあちゃん)が作った料理を食べるんです。いつもと違う味付け、違う食材。娘は、嬉しそうに味見をしに行っていました。
改めて思ったのは、「人との関わり」が、食への興味を大きく広げてくれたんだな、ということです。
ママが作った料理ももちろん愛情たっぷりですが、ママ以外の人が作ってくれた料理を食べるって、子どもにとって特別な経験なのかもしれません。
悩んでいるママへ、私からのメッセージ
もし今、「うちの子、全然食べてくれない…」と悩んでいるママがいたら、一度、いつもの食卓から離れてみることをおすすめします。
たとえば、こんな場所に行ってみるのはどうでしょう?
- 「こども食堂」:お住まいの地域の情報サイトやSNSで、開催情報を調べてみてください。きっと、気軽に立ち寄れる場所が見つかります。
- 「農園」や「収穫体験」:自分で収穫した野菜を料理して食べてみるのも、食への興味を深めるきっかけになります。
- 「親子のクッキング教室」:親子で料理をする体験も、食事が楽しい時間だと感じさせてくれます。
もし、いきなり外に出るのが難しければ、お友達の家で一緒にごはんを食べてみたり、おばあちゃん、おじいちゃんを招待して、みんなで食卓を囲んでみるのもいいですね。
食事は、ただ栄養を摂るだけじゃなく、人と心を通わせる大切な時間。その楽しさを、少しずつでも感じさせてあげられたらいいな、と思います。
ちなみに私は「こども食堂」で娘が完食したお料理のレシピを、スタッフの方から教えてもらったこともあります。もし気に入ったメニューがあったら、聞いてみてはいかかでしょうか。
皆さんのご家庭でも、食卓が笑顔であふれる時間になりますように。
もし、何か他に気になることがあれば、いつでもコメント欄で教えてくださいね!
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